マヨのブログ

ココロオドル

中国留学記⑯

你好👋

<後期の幕開け>

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九月初旬に始まった今学期も、すで二ヶ月が過ぎてしまいました。今は中間テスト期間なのですが、勉強に疲れたので息抜きでこの留学記を書こうと思いつきました。最近はなかなか書けていなかった!ので、今の生活について少し書こうと思います。

 

<日本語にまみれた生活>

今学期は高級Bクラス、という前学期よりも二つレベルが上がったクラスに所属することになりました。最初はクラスメイトたちの中国語レベルの高さに怖気付いていましたが、今は負けないように、と私も彼らを見習って頑張っています。

ところで、高級クラスの特徴といえば、なんといっても日本人が多すぎること。クラスの三分の一以上が日本人ということで、前学期よりも日本語を話す機会がかなり増えてしまいました。せっかく中国に留学しているのに、これじゃあ日本にいるのと変わらないな、とモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。また、前学期できた友達も殆どが帰国してしまい、気づけば外国人の友達が全然いないじゃん!というなんとも最悪な状態でした。

さらに、お昼休みと午後の過ごし方や過ごす相手も前学期とほとんど変わらず、単調すぎる毎日にすごく嫌気がさしていました。

何か新しいことに挑戦したい、刺激が欲しいという一心で、事務室に駆け込み先生から沢山中国人を紹介してもらったり、中国人学生のバドミントンクラブに入ってみたり、いろんなことをしてみました。しかし結局は日本語学科の中国人友達はできるものの、他の収穫はなし。彼らとのコミュニケーションは楽しいけれど、日本に興味があり、日本語も多少話せる人が殆ど。この半年で中国語レベルを思いっきり上げたいという熱意を持ったわたしからすると、少し物足りない気がしました。

 

<中国でバイト?>

そんな時、大連に来たばかりの新入生の友達に、髪を切りに美容院へ行きたいから付いてきてほしいと頼まれました。私は以前行ったことのある場所を紹介し連れて行くと、店長は私の顔を覚えていてくれていたようで、話しかけてくれました。すると急に、明日から働いてくれないかと頼まれました。えええ?と驚いていると、簡単な仕事しかないし、暇な時は勉強したりお喋りしたり楽しいよ、今人手が足りないからお願い、ということを言われ、なぜか美容院でバイトを始めることになりました。適当すぎます、さすが中国。

留学生はビザの関係上、バイトができないのでお手伝いという名目で始めましたが、これが本当に楽しすぎるんです(笑)

 

髪の毛や美容に関する知識が一切ない私でしたが、今では少しずつできることも増えてきました。こんな素人がやるのはお客さんに申し訳ないし、日本だとあり得ませんが中国だと普通みたいです。

そしてなによりも、お客さんとのコミュニケーションが楽しくて自分の中国語を試すチャンスが沢山あることにすごく満足しています。店長がすごく気さくな人で、毎日店には彼の友達や近所の従業員がたくさん集まってきます。そんな彼らとの会話を通じて思ったのが、"聞き取れない"ということです。

最近は、授業中先生が話す内容や友達との会話で使われる中国語も全て聞き取れるようになって、自分の中国語リスニング能力に自信がついてきたところでした。買い物や食事の際でも中国語で困る、ということは減ってきて半年間の努力の成果をしみじみと感じていました。

しかし、その自信がへし折られるかのように、美容院にやってくる彼らはものすごいスピードで訛りのある大連語を話します。全然聞き取れない。そこで私は気付きました。外国人と中国語で話すのを聞き取れるのって当たり前じゃん!外国人慣れした店員さんや、授業中の先生の話を聞き取れるのも当たり前じゃん!ということに。中国語を学んでいる同士で話しても会話のスピードやレベルは同じなので何も難は無いし、中国語を教える専門の先生が話す綺麗な標準語も聞き取れて当然なことなんだと思いました。

私が目指しているのはそんな中途半端なものじゃない!中国人に間違えられるくらい、流暢な中国語を喋れるようになりたい。今の環境だと自分の努力次第でそれを叶えることができるんだ、と気付きました。今、彼らとのコミュニケーションは私にとって難しいし聞き取れないことも沢山あるけど、めげずに続けていけばきっと成果が得られると信じています!

 

中国語の伸びについて悩んでいた時期に、こんなステキな機会を与えてくれた店長さんと、とりあえず飛びついてみた私。ほんとにナイスだったな〜と思います。今の環境で精一杯やりきろうと思っているので、あと二ヶ月間モチベーションを保って頑張ります。

 

 

 

<さいごに>

今回も読んでくださった方ありがとうございました!

そして、今回書ききれなかった中国の働き方については、いずれ書きたいと思います。日本とは全く違いますし、環境と仕事への態度に私は驚かされることが沢山ありました。これもまた面白いと思うのでまた読んでください〜

 

 

 

それでは!再见👋

中国留学記⑮

你好👋

<夏休み終了>

二ヶ月間という長い夏休みがようやく終了しました。現在は大連に戻ってきて、新学期に向けて準備をしています。ここで夏休みを少し振り返ってみます。前半は一ヶ月間北京に滞在し、雑誌会社のインターンシップや、日本語教師ボランティアなどに参加しました。この期間は初めての経験ばかりで学ぶことが沢山ありました。自分の興味やこれからのことに向き合う時間も多く取れて、貴重な毎日を送ることができ嬉しく思います。夏休み後半は、上海やマレーシア、シンガポールベトナムなど多くの地を旅しました。時には友達と、時には一人で。旅行が大好きなわたしにとっては毎日が幸せでした。上海とベトナムには日本から友達も遊びに来てくれて、一時帰国せずとも日本の大好きな友人たちに会えて私は幸せ者です!ホーチミンでは去年インターンシップでお世話になった会社にもお邪魔させていただき美味しいご飯もご馳走になりました。ホーチミンが大好きなのはここでたくさん素敵な人に出会えたからだなあと改めて思いました。f:id:michael0714:20180902234531j:imagef:id:michael0714:20180902234608j:imagef:id:michael0714:20180902234700j:imagef:id:michael0714:20180902234534j:imagef:id:michael0714:20180902235147j:imagef:id:michael0714:20180903000121j:imagef:id:michael0714:20180902234905j:image

思い出の写真たち❤️

 

< 四年生、、、?>

残り半年の留学が終わり日本に帰ると、わたしは大学四年生です。四年生といえば就活というワードがつきものになります。まだまだ「働く」という実感が湧かずふわふわしていた私ですが、この夏休み二ヶ月間さまざまな活動をしながら自分の進路についてとことん考え、悩みました。

つい数日前、母と電話した時に今後のことについて自分が考えていることを話しました。まだまだ悩み中で未確定ですが、四年で卒業しないかもしれない、就職活動しないかもしれない、ということを伝えました。いつも心配しながらも、どんなことでも応援してくれていた母が発した一言、「普通に生きてほしい」という言葉にその時なぜか涙が出てきました。

 

私は自分のことを誰よりも平凡な考えを持っていて誰よりも保守的な人だと感じます。何もチャームポイントなるもの、特徴がなく、「普通」の人間。そんな自分が嫌だったし、周りにいるキラキラしている人たちは、その人それぞれの色がはっきりしていて、挑戦的で思い切りがすごくあって。わたしが憧れる人は、そんな雰囲気を持った人が多いのです。だから、自分は「普通」なことが本当に嫌で、もっと前のめりでかっこいいひとになりたいと常に思っていました。だから、いろんな活動に参加してみたり、いろんな土地に行ってみたり。初めは少し無理をしている感もありましたが、そとに飛び出てみると知らない世界が待っていてワクワクすることばかりでした。あの時よりも、視野が広がって、いろんな働き方があることもわかって、自分の興味にも気づけて、だけどなかなか変わらないのはやっぱり考え方が「普通」なこと。ぶっ飛んでるなあ、って思わせる人は私にとってすごく魅力的だし、私もそうなりたいけどやっぱり難しい。将来について母に語ってみたものの、「普通に生きてほしい」という言葉が返ってきてグサリときました。現段階での自分の夢を語って、応援してくれると思っていた人が発したまさかの言葉。

その時は、お母さんのいう普通って一体なんなの?!と泣きながら訴えましたが、もしかしたら普通に生きることって自分が1番望んでいることなのかもしれない。でも憧れのあの人たちみたいになりたくて、もっともっと背伸びをしたくて、大きな夢を語っていたのかもしれない、と我にかえりました。本当は、そんな挑戦的で大胆で一般的じゃないことは、私に向いていないのに。万人がすることを万人に揉まれながら、これまでこなしてきた私が、今になって道を外れるのはなによりも難しいことなんだなあ、と感じました。あの時自分でも訳がわからず溢れた涙も、母の言葉が的を得すぎていて、自分でもなぜか納得しちゃったからだったんだ、と思い返しました。

 

<残り半年>

普通に生きてって、私だって普通に生きたいよ!!!でも普通って何?以前のわたしなら「普通」の捉え方は、きっとお母さんと同じでした。けどいろんな場所に足を踏み入れていろんな素敵な大人を見て、それはどんどん変わっていきました。今の私は、それを見れてそんな世界があることを知れて良かったとも思うけど、あー、知ってしまった、、という感情実はあります(笑)  無知のままのほうが良かった、ともたまに思っちゃいます。それこそ知ってしまった責任、というか何者にでもなれるんだ!ってわかった今、屁っ放り腰なようなことはしたくない。ずっと守りはいやだ。そう思ってしまうんです。それがお母さんとの対立の一番の原因。

半年後には嫌でも迎えてしまう大学四年生、という壁。残りの時間でもっともっと自分と向き合ってみて、いろんな人の話を聞いて、ぶれない思いを持てるひとになりたいです!

まだまだこれからも考えることが沢山あると思います。なにかアドバイスとか相談に乗ってくれる人がいたら大歓迎です😂 残りの留学生活を楽しみつつ、自分の将来のことについても考える有意義な半年間にしたいと思います!頑張ります!

 

今思っていることを書きなぐっただけの全然留学レポートではないんですが、終わります。読んでくれてありがとうございました😂

 

再见👋

中国留学記⑭

你好👋

日本では、記録的な猛暑日が続いているそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。現在私も毎日35度越えという暑さの中、必死に生き抜いております。最近はなかなかこの留学記を更新できずに心残りでしたが、やっと落ち着いたので、今の現状を書きたいと思います!七月中旬に夏休みが始まり、その後ある活動に参加し、昨日やっと最終日を迎えました。自分にとってすごく思い出深く、これからの自分を後押ししてくれるような、そんな活動だったのでシェアしたいと思います。

 

<笈川塾>

その活動の名前は「笈川塾」。代表である笈川先生は、中国をはじめとする世界各国で人々に日本語を教えまわっています。今回は北京で中国人学生を対象とした夏合宿があるということで、日本人学生ボランティアとして参加してきました。

私は元々「日本語教師」という仕事に興味があります。誰かに何かを「教える」、そして分かりやすく説明しようと奮闘し、分かってもらえたときの達成感をお互いに味わえる感じ、最高なんです!これまでも家庭教師のアルバイトや、日本語を外国人に教える、という簡単な体験はしてきました。しかしこのように本格的に専門として日本語を教える先生のもとで、学ばせてもらうのは初めて。この機会に私も何かを得たいと思い、参加を決めました。

 

<めっっっちゃ帰りたい前半戦>

日本語を学ぶ中国人の手助けをしたい!日本語教師という仕事に触れてみたい!という気持ちだけで、臨んだ合宿。着いて早々驚きました。8人部屋で日本人学生は、7人の中国人と共同生活をするということを知らされました。今までそのような経験がなかった私にとっては、すごく衝撃的でした。はじめのうち、私は7人の中国人ルームメイトとの生活に、すごくストレスを感じていました。みんなマイペース、好き勝手でものすごいスピードの中国語で話しかけてきます。さらに、生活環境も最悪で、毎日冷たい水でシャワーを浴び、音を立てる硬くて汚いベット、虫もたくさん。

そんな私に追い打ちをかけるように起こったのが盗難事件。それほど高価なものではなかったものの、大切にしていたものを盗まれすごくショックでした。自分にも非があると分かっていながらも、日本じゃ絶対ありえない、中国って国は、中国人は、、と苛立ちを隠せませんでした。そんな時、手を差し伸べてくれたのがルームメイトの中国人学生達。落ち込む私を元気付けできる限りの対処法を考え出してくれました。本当に感激しました。拙い日本語を操りながら私のために尽くしてくれる姿を見て私も彼女たちのために何かをしたい、とそう思いました。

 

<授業について>

授業は1つ1つが洗練されていて、すべてに意図が感じられて、単純な感想ですが、さすがプロだ〜と思いました。(笑)

独特な笈川先生流と言えるのが、「握手」です。私たちは誰かと握手する時、多少ながら緊張感を持ちますよね。また握手によって気が引き締まり、相手の話を聞かなければ、という感情が生まれます。その心理を利用して(おそらく)、笈川先生は、一対一で発表しあう際に「握手」をしながら話を進めることをルールとしていました。場数を踏む練習としてステージで全員が発表をすることが最も望ましいです。しかしこの合宿では200人以上の中国人学生がいるため、難しい。握手だと、同じくらいの緊張感を持ち全員一度に練習が可能です。すごく効率の良い方法だと思いました。また、普通に練習しあうのではなく、握手をすることによって、相手との距離もグンと縮まったような気がして親しみ感も生まれます。

この活動を通して、私も100人以上の中国人学生と握手をし、彼らは日本語の会話練習を、私は中国語の会話練習をさせてもらいました。お互いに褒めあったり間違いを指摘しあったり、とても有意義な時間でした。最終日には、考える時間もほとんどないまま自分の意見を中国語でまとめられるようになっていて、かなりの成長を感じました。

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↑握手して発表しあったら、サインをしてもらいました!

 

<中国人学生たちはすごい!>

中国人学生の参加者は3年生以上が多いのですが、1、2年生の姿も多く見られました。私は自分が3年生だと恥ずかしくて言いたくなくなるくらい、彼らの日本語はとても流暢。言語に対する意識が高く、分からないことをどんどん質問してくる姿を見て感心しました。私も1年生の頃から同じように頑張っていれば、、と後悔しました。また、言語だけでなく日本の文化に対する知識も豊富です。日本人である私より、日本のアニメや漫画、音楽に詳しいのです。これだけ関心を集め、愛されている日本って凄いですね。

また、私は彼らの場づくりにとても感心しました。空気感がとても良いのです。所々で舞台での発表や大会があるのですが、みんな一丸となって前の人を応援します。素敵な承認空間に包まれながら、前の人も安心してありのままを出せる、その雰囲気に感動しました。日本ではなかなか見られないと思います。頑張る人を応援しようという思いやりがあり、みんなで盛り上がろういう団結感があり、日本人も見習うべきだと感じました。

 

<感じたこと>

まずは、日本語の難しさをひしひしと感じました。「〇〇と〇〇の違いって何?」と聞かれても説明できないことが多々ありました。奥ゆかしく遠慮深い、日本人ならではの遠回しの言い方や、似た意味なのに表現の仕方が違ったり。相手を思いやる素敵な面もありますが、とても面倒くさい言語だと思いました。

次は、中国人のイメージ。これまで接してきた中国人といえば、主にお店の店員やタクシーの運転手。彼らはすごく冷たくて優しさに欠けた人だ、という印象がありました。しかし、ここで出会った中国人学生たちは、皆あたたかい人たちばかり。文化や習慣の違いはありながらも、それを理解しようとしてくれ毎日気にかけてくれていることに嬉しく思いました。これからも連絡を取りあって会いに生きたいと思えるほど素敵な友人がたくさんできて幸せです。

それから、自分の知識の低さ。日本語を勉強するための合宿にもかかわらず、先生方の計らいでボランティアスタッフにも中国語の授業をしてくださいました。その中で、言語や政治、経済だけでなく中国の流行語やドラマなどの授業を受けました。そこで思ったのが、中国について全然知らない!ということです。留学生として中国に暮らしているのに、自分の知識が少なすぎることにやっと気付きました。言語だけでなく、中国に関する情報をもっと吸収していこうと思います。

最後に、日本語教師という職業について。ここで出会った先生方は本当に素晴らしい方ばかりでした。あり得ないくらいに熱心で、生徒のことを観察して、考えて。こんな素敵な日本語の先生方に出会えた中国人学生達は本当に幸せだと思います。私もこんな風に、頑張る人を後押しできる人になりたい、力添えできる人になりたいと強く思いました。それが日本語教師という職業を通してなのかは、まだ定かではありませんが、誰かのために何かを全力できるひとになりたいです。

 

 

 

まだ終わったばかりで、うまくまとめられないのですが、とりあえずみんな10日間お疲れ様でした〜

 

 

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みんなとの思い出❤️

 

 

さてさて明日からは2週間インターンシップに行ってまいります。気合い入れてこー!

 

再见👋

 

 

 

中国留学記⑬

你好👋

 

<夏天来了>

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毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。日本では台風の被害が多くでていると聞きました。みなさん安全に気をつけて過ごされてください。

現在大連も日本と同じくらいの気温だと思うのですが、実は教室にも寮にもエアコンがないのです。日本にいた頃はどこに行ってもエアコンがあり夏でも快適に過ごせていましたが、ここでは訳が違います。ご飯を食べていても寮で寝ていても暑い!暑い!暑さに弱い私は毎日憂鬱です。真夏になったらどう乗り越えよう、といまから心配しております。

 

<日本人ってすごい!>

大連外国語大学で留学生としての日々を送る中で、沢山の外国人と出会い交流してきました。ここでは、もちろん新たな日本人との出会いもあります。自分と同じように中国という土地に身を運び生活している彼らとは、なぜかすぐに打ち解けられます。そして、それらを通してちらほら目にするのが、多くのご高齢の方が留学している姿です。同世代の若者だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんと呼びたくなるような歳を召された方をここでは多く見かけます。そしてここで出会う、ご高齢の方々の中でも圧倒的に多いのが日本人なのです。なんと、80歳近くの方まで。なぜ彼らは、老後を迎えた今でもこうして、中国に学びに来ているのでしょうか。

 

<youは何しに大連へ?>

日本人のご高齢の方が留学にきて勉強している姿をここでは、ちらほら見かけます。他の国と比べて圧倒的に高齢者留学が多い日本。その中で私は、ある67歳の男性の方とお話をさせてもらう機会があり、気になることを聞いてみました。

彼は退職後、中国語を勉強するために大学に入り、現在中国には交換留学生として来ています。現役時代は、エンジニアとして活躍していた経験もあります。では、なぜもう一度大学に入り直し、こうして中国語を学んでいるのでしょうか。聞いてみると彼は、人生はまだまだ長い、したいことは全部しないと、と熱く語ってくれました。子供がみんな成長し、自分の時間ができたいま、本当に自分が望むことを自身のためにやりたい、と考えるようになったそうです。そこで選んだのが、外国語でした。大学を卒業後いずれは、海外で日本語教師として働きたいそうです。まさに第二の人生、すごくキラキラしていました。

 

<自分のしたいこと?>

彼との話を通して私は、本当に自分がしたいことを今できているのか、を考えました。そもそも自分がしたいことってなんだろう。

いろんな選択をこれまで他人任せにしてきて、自分で「選ぶ」ということが苦手なわたし。同じ悩みを持った人も決して少なくないと思います。日本の教育システム上、与えられたものを淡々とこなし小中高、と学生生活を過ごします。そして将来必要なのか正直わからないものを必死に覚え受験勉強に全力を尽くし、大学に入ることがいいと教えられ、なんとなく入学してみる。これまで自分で大きな決断をしたことは一度もなかったように思います。全ては、誰に教えられたのかも分からない「常識」に則って生きてきました。

 

話を聞かせてくれた彼のように、60代になって本当に自分のしたいことを見つけるってどうなのでしょう。今でこそ高齢化がすすみ長生きする人が増え、何歳になってもさまざまなことに挑戦できる世の中になりました。けれど、その歳になるまで好きでもないこと、したくないことに時間を割くのは私は嫌です。それなら早いうちから自分が望むことを思いっきりしたい!だけど自分のwantをキャッチするのは本当に難しい、、、

 

そこで私は思い返しました。この留学は、自分にとってどういうものなのか。この留学は誰かに強いられたものでも、レールの上を走っていて途中寄らなければならないものでもありませんでした。自ら選択したもの。よく考えてみると、親の反対を押し切って、こんなにも強く意思表示をし絶対に叶えたい、と思ったものはありませんでした。この留学に来たい、という思いは外国語を勉強したい、「好き」から来ているんだと改めて気付きました。正解なのか、いや正解があるのかは分からないけれど、私はしっかり自分の道を歩みだそうとしているんだと、いまは自信をもって言えます。

実はここ最近、生活に新鮮味もなく、中だるみの時期なのかすごく怠けている自分がいました。自分はなんのためにきているんだ!ともう一度喝を入れることのできる、すごくいいキッカケになりました。私はここに来てよかった、と最後にきっと思えるように、いま精一杯頑張ろうと思いました。もう一度振り返るチャンスをくれた彼には、とても感謝しています。

 

 

 

みなさんも、今の自分の状況を見つめ直してみてください。今していることは本当に自分がしたい事ですか?望んでいることですか?問いかけてみてください。もちろん、憂鬱なことでも将来の楽しみに繋がっているなら、きっと乗り越えるべきもので、経験するべきものです。しかし、自分の現在の状況にハテナを抱くようであれば、もう一度考えて自分自身と対話をしてみてください。時間は巻き戻せない、有限なものです。私たちみんなそれぞれ、自分の感情が盛り上がるなにかがきっとあるはずです。時間がかかってもいい、少しずつ小さなワクワクに敏感になり自分の道を切り開ける人が増えればいいな、と私は思います!

 

ではでは!来週の期末考査頑張ります!🤩

 

再见👋

 

 

中国留学記⑫

你好👋

<端午节>

暑い日が続く大連ですが、日本とは違う夏の暑さを感じています。カラッとしていて気持ちの良い暑さです!日本は梅雨入りし、雨の日が続いていると聞きました。大連は、雨があまり降りません。傘を使う機会がほとんどないほど、一年を通して雨の降る日が少ないです。

中国は6月18日に「端午节」という祝日を迎えました。これは中国の三大伝統節句であり、とても重要視されているそうです。この日は「ちまき」を食べる、という伝統があります。私は食べる機会を逃しましたが、この連休を利用して西安へ旅行に行ってきました。今回はその旅行記を書きたいと思います!

 

<西安旅行記> 

皆さんは西安という場所をご存知ですか。西安は中国の中心部に位置する中国有数の大都市です。f:id:michael0714:20180622123354j:image 

西安は、かつては長安と呼ばれていた場所でした。中高生時代に歴史で勉強したことがある方も多いと思いますが、長安とは中国歴史上における唐の都に当たります。唐以外にもさまざまな王朝の首都を務めたのがこの西安です。そのため悠久な歴史を持ち、美しい古都として人々の注目を集めています。

 

<兵马俑>

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西安で最も有名な、世界遺産である兵馬俑へ行ってきました。これは秦の始皇帝の墓とされ、約2200年前のものです。2200年前に作られたものを、今もこうしてみることができるなんて感動ですよね。まさにタイムカプセル。

古代中国では、貴人が死ぬと死後も生前と同じ生活が送れるように、さまざな人形を型取り一緒に埋葬されました。つまり、この兵馬俑とは始皇帝が死んだ際につくられた兵馬の人形のことを指します。

おそらく当時の兵士や部下をかたどったのであろう、等身大の人形が約8000体も飾られています。悠々自適な生活をしていたんだろうなあ、と想像できます。羨ましいです。

私は実際に行ってみて驚いたのが、人形の1つ1つの顔がとてもリアルなこと。1つとして同じ顔のものはなく、全てがバラバラなんです。というのも、始皇帝は人形それぞれに魂を込めるため実在する軍隊をモデルにこの人形を作らせたのだと言います。そんなことができるほど沢山の人を従え信頼を集めていた始皇帝、ってどんな人なんだろう〜と単純に気になります。

兵馬俑博物館には、祝日ということもあり人の数が異常でした。暑い中人の波をかき分けながら展示物を見るのは少し気が滅入りました。しかし、外国人の姿もたくさん見られ、私と同じように中国の歴史や文化に興味を持った人が多くいることに嬉しく思いました。

 

<他にも>

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旅行中はそれ以外にも中国の五名山として知られる华山に登ったり、演劇を観に行ったりしました。旅行で山登りをするのは初めてでしたが絶景を堪能することができ、幸せでした。そして演劇は、唐の玄宗楊貴妃の話を舞台にしたもので迫力とスケールの大きさに圧倒されました。この話の内容は大学1年生の頃に中国語で暗唱したことがあるもので、またこうして舞台として違う形で味わえたので感慨深かったです。

 

<旅行を通して>

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今回の旅行は韓国人2人日本人2人で行ったのですが、ここでも文化の違いを味わうことができました。私を含め日本人は優柔不断な人が多い印象ですが、韓国人はすごくテキパキ決めます。なんでも先頭を切って積極的に動くので私たち日本人はただついて行くだけでした(笑)私だとそんなに思い切っていけないなあ、と思いながら。主張が強いのも特徴の1つですが、なかなかすぐに物事を決め切れない私からすると有難いです。また韓国人は、正義感と義理を大事にする気持ちがとても強いです。そのためどんな場面でも思いやりをもって接してくれます。本当に優しい!

日本人に一番よく似ている民族は韓国人だと言われますが、似ている場面は多いものの実際に接してみると違うところは沢山あると思います。いい意味で文化の違いを味わうことができとても幸せです。

 

<さいごに>

いかがでしたか。是非皆さんも中国旅行に挑戦してみてください。

とっても眠たい中振り返った旅行記でした。おしまい!

 

再见👋

 

中国留学記⑪

你好👋

先日、日本から荷物が届きました。中身はお母さんから送られてきた大量の食料だったのですが、あけた瞬間日本のにおいがふわっと香ってとても恋しくなりました。最近は楽しく過ごせてはいるものの、悩むことも増えてきて、昨日は中国に来て以来初めてわんわん泣きました。けれど、お母さんに電話して声を聞くとなぜか復活しました。母の力は偉大ですね。どれも留学生活ならではの悩みなので、鍛錬だと思って乗り越えたいです。けれど1日だけでも日本に帰りたいなあ、と弱音を吐きそうになる日々が続いています。それでも何年後かには、あんなこともあったなあと笑って思い出せる日が来ると信じて頑張ります!!

 

<中国のマネー事情> 

では早速今回のテーマに参ります〜〜

中国での支払いや買い物の仕方は、日本と大きく異なるものがあります。私もこちらに来たばかりの頃は、戸惑うことが多かったです。今回はそんな、中国のマネー事情について書きたいと思います。

 

クイックペイ支払い

中国人は、財布を持ち歩きません。携帯1つでどこでも行きます。それもそのはず、現在中国ではクイックペイ支払いが主流となっています。どんなに小さなお店でもきちんとQRコードが用意されていて驚かされます。携帯をかざし、お金を送金するだけで支払いが済むため顧客の回転も速いです。外国人でも中国の携帯番号と銀行口座があれば簡単に開設することができます。

またこの機能の便利さが顕著にあらわれるのが「割り勘」をするときです。日本だと、例えば友人と半分ずつ払うとき、お金がちょうどなかったり崩してから払う必要があったりしますよね。またあとで払うね、そのような台詞を言ったことが誰でも一度はあると思います。しかしここ中国では、友人とのチャット画面に必要なお金を送金するだけ。この機能のおかげで、いつでもぴったり支払うことができますし、お釣りのやりとりや両替なども必要なく、大変便利です。

日本にいるころは、このやりとりが不便で面倒くさいなあなどとは思ったことがありませんでした。しかし、新たな技術に直面し感動すると従来のやり方が荒んで見えます。日本も早く取り入れてーーー!

 

②淘宝文化

近年日本でもアマゾンや楽天などのネットショッピングを利用する人が増えています。店頭に行くよりも簡単で、さらに商品が安い場合も多いです。中国も同じようにネットショッピングを利用する人が沢山。誰もが「淘宝」というアプリを使って買い物をします。若者の中で使ったことのない人はいないのではないか、と思わせるほど本当に多くの人が利用しています。さらに、私が通う大連外国語大学の中には、「淘宝」専用の受取所があります。毎日何百という商品がそこに届き、生徒はそこで、自分が買った商品を受け取ることができます。

 

③超便利な外卖

日本ではコンビニ文化が浸透していますよね。24時間空いているコンビニは非常に便利で、みなさんも利用することが多いと思います。中国では、コンビニより頻繁に利用されるのが「外卖」です。これは、デリバリーサービスを意味します。日本ではピザを筆頭に、種類がいくつかに限られますが、中国の「外卖」は種類が非常に豊富です。ほとんどのお店がデリバリーサービスを取り扱っています。私もよく利用しますが、大学内の宿舎下まできちんと届けてくれます。さらに夜遅くまで利用できるので、大変便利です。

 

 

いかかでしたか!日本とは大きく異なる中国のマネー事情について少しでもわかってもらえたら幸いです。みなさんも中国に来る機会がありましたら、ぜひ利用してみてください。

 

 

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再见👋

 

 

中国滞在記⑩

你好👋

日本は暑い日が続いているそうですね。大連はつい先日まで肌寒かったのですが、最近一気に、本当に一気に暖かくなりました。不思議な季節の移り変わり方だなあと感じます。大連には春がない、と言われているのですがそれも頷けます。最近は、中間テストも無事に終わり、のほほんとした毎日を過ごしています。

 

<中華の魅力>

突然ですが!私は食べることが大大大好きです!今回は私がよく食べるお気に入りの食べ物とお店を紹介したいと思います。これを読んだあなたもきっと中国に行ってみたくなると思いますよ〜

 

私は以前旅行で一ヶ月間中国に滞在したことがあります。実は、その際に本場中華が自分の口にあまり合わないことを知りました。独特の匂いや味に慣れず、一ヶ月間苦しい思いをしたのを今でも覚えています。そのため、今回の一年留学でも食に対する覚悟は十分していたつもりでした。ああ、きっと食べられるものも限られて、痩せていくんだろうなあ、と思っていたのもつかの間、みるみるうちに太っていきました。(笑)驚いたことに二ヶ月で五キロの増量を達成しました。恐ろしすぎます。東北料理が私に合っているのか、なんとご飯が美味しいこと!今回はそんな東北の中華料理を紹介しようと思います。

 

<南甜北咸东辣西酸>

皆さんご存知の通り、中国は広大な国土を持っています。面積は日本の約26倍。そのため、それぞれの地域によって食べ物の特徴がまるで違います。先程テーマにも書いた通り、中国の食べ物の特徴は「南甜北咸东辣西酸」で表されます。これは、南は甘いもの、北は塩気の強いもの、東は辛いもの、西は酸っぱいもの、が特徴的という意味です。

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私が通う大連外国語大学のすぐ外には、「海鮮街」という通りがあります。そこには、美味しいご飯屋さんがたくさん。私たち学生は、学校内の食堂を利用する以外に、この海鮮街でよくご飯を食べます。食堂を利用すれば、一食約10〜20元程度(日本円で約170〜370円程)で済みます。海鮮街だと、店によってばらつきがありますが、1000円もあれば、かなり豪華な食事にありつけます。本当に何もかもが安くて感動しちゃいます。日本に帰ったら、全て高く感じるようになるんだろうなあ、と今から心配です。f:id:michael0714:20180514230640j:image

 

<おすすめ料理>

学校内ver

1.春饼

食堂の中にある、春饼のお店。好きな食材を生地で巻いて食べる料理です。春饼という名前、昔は春になると食べていた料理ということでこと名前がついたとお店の人が教えてくれました。今はどの季節でも食べる料理になっているそうです。f:id:michael0714:20180514231857j:image

 

2.水魚煮

総合楼の中にある、魚の煮物のお店。私にとって、日本にいるときはそんなに頻繁に食べない魚。けれど、海外に出ると急に魚が食べたくなります。総合楼の中のこのお店は、味付けも日本人向けで食べやすく、栄養も満点です◎

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海鮮街ver

1.麻辣香锅

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毎日食べているといっても過言ではないほど大好きなのが、この麻辣香锅。本当に美味しいんです。癖にさせる薬が入っているという噂があるほど、一回食べるとやみつきになります。約30種類の食材の中から自分で好きなものを選びます。それをお店の人に預けると、焼いて味付けをして出してくれます。辛さや、主食の種類を選ぶこともできます。ちなみに、私にとってはかなり辛く感じる麻辣香锅ですが、韓国人の子達によると全く辛くないそうです。ここも文化の違いだなあ、と感じます。日本にはない味なので、中国にいる間に思う存分食べておこうと思います。

 

2.火鍋

日本でもなんだかブームが来ていたような気がします。(私の周りだけかな?) 火鍋自体は、日本のものとあまり変わりませんが、中国はタレの種類がかなり豊富です。かけたり混ぜたり自分でカスタマイズして自分だけのタレを作っていく方式です。f:id:michael0714:20180514232920j:image

 

3.夜猫子

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最後は、居酒屋さん。週末になると留学生はこぞってこのお店に向かいます。そのため、最後は、一緒に飲みに来たメンバーであるかどうかは関係なく、お店にいるみんなでワイワイ楽しみます。国際交流してる〜!という感じがとってもします。お酒を飲むお店ですが、料理も全部美味しい!私は、羊肉が苦手でこれまで食べられなかったのですが、このお店の羊肉串は癖がなく美味しく食べられます。そしてここで思い切り食べて飲んでも1000円ほどで済むんです。破格の安値、、、日本だと1日で2、3軒ほど行くと軽く一万円は消えちゃいますよね。ここで生活していると日本での生活が全て勿体無く感じます。なんであんなに高いんだ!!!

 

 

 

ということで、今回はご飯屋さんについて紹介しました🌟🌟みなさん是非一度中国に来て、本場中華を堪能してみてください〜

 

再见👋