マヨのブログ

ココロオドル

中国留学記⑭

你好👋

日本では、記録的な猛暑日が続いているそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。現在私も毎日35度越えという暑さの中、必死に生き抜いております。最近はなかなかこの留学記を更新できずに心残りでしたが、やっと落ち着いたので、今の現状を書きたいと思います!七月中旬に夏休みが始まり、その後ある活動に参加し、昨日やっと最終日を迎えました。自分にとってすごく思い出深く、これからの自分を後押ししてくれるような、そんな活動だったのでシェアしたいと思います。

 

<笈川塾>

その活動の名前は「笈川塾」。代表である笈川先生は、中国をはじめとする世界各国で人々に日本語を教えまわっています。今回は北京で中国人学生を対象とした夏合宿があるということで、日本人学生ボランティアとして参加してきました。

私は元々「日本語教師」という仕事に興味があります。誰かに何かを「教える」、そして分かりやすく説明しようと奮闘し、分かってもらえたときの達成感をお互いに味わえる感じ、最高なんです!これまでも家庭教師のアルバイトや、日本語を外国人に教える、という簡単な体験はしてきました。しかしこのように本格的に専門として日本語を教える先生のもとで、学ばせてもらうのは初めて。この機会に私も何かを得たいと思い、参加を決めました。

 

<めっっっちゃ帰りたい前半戦>

日本語を学ぶ中国人の手助けをしたい!日本語教師という仕事に触れてみたい!という気持ちだけで、臨んだ合宿。着いて早々驚きました。8人部屋で日本人学生は、7人の中国人と共同生活をするということを知らされました。今までそのような経験がなかった私にとっては、すごく衝撃的でした。はじめのうち、私は7人の中国人ルームメイトとの生活に、すごくストレスを感じていました。みんなマイペース、好き勝手でものすごいスピードの中国語で話しかけてきます。さらに、生活環境も最悪で、毎日冷たい水でシャワーを浴び、音を立てる硬くて汚いベット、虫もたくさん。

そんな私に追い打ちをかけるように起こったのが盗難事件。それほど高価なものではなかったものの、大切にしていたものを盗まれすごくショックでした。自分にも非があると分かっていながらも、日本じゃ絶対ありえない、中国って国は、中国人は、、と苛立ちを隠せませんでした。そんな時、手を差し伸べてくれたのがルームメイトの中国人学生達。落ち込む私を元気付けできる限りの対処法を考え出してくれました。本当に感激しました。拙い日本語を操りながら私のために尽くしてくれる姿を見て私も彼女たちのために何かをしたい、とそう思いました。

 

<授業について>

授業は1つ1つが洗練されていて、すべてに意図が感じられて、単純な感想ですが、さすがプロだ〜と思いました。(笑)

独特な笈川先生流と言えるのが、「握手」です。私たちは誰かと握手する時、多少ながら緊張感を持ちますよね。また握手によって気が引き締まり、相手の話を聞かなければ、という感情が生まれます。その心理を利用して(おそらく)、笈川先生は、一対一で発表しあう際に「握手」をしながら話を進めることをルールとしていました。場数を踏む練習としてステージで全員が発表をすることが最も望ましいです。しかしこの合宿では200人以上の中国人学生がいるため、難しい。握手だと、同じくらいの緊張感を持ち全員一度に練習が可能です。すごく効率の良い方法だと思いました。また、普通に練習しあうのではなく、握手をすることによって、相手との距離もグンと縮まったような気がして親しみ感も生まれます。

この活動を通して、私も100人以上の中国人学生と握手をし、彼らは日本語の会話練習を、私は中国語の会話練習をさせてもらいました。お互いに褒めあったり間違いを指摘しあったり、とても有意義な時間でした。最終日には、考える時間もほとんどないまま自分の意見を中国語でまとめられるようになっていて、かなりの成長を感じました。

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↑握手して発表しあったら、サインをしてもらいました!

 

<中国人学生たちはすごい!>

中国人学生の参加者は3年生以上が多いのですが、1、2年生の姿も多く見られました。私は自分が3年生だと恥ずかしくて言いたくなくなるくらい、彼らの日本語はとても流暢。言語に対する意識が高く、分からないことをどんどん質問してくる姿を見て感心しました。私も1年生の頃から同じように頑張っていれば、、と後悔しました。また、言語だけでなく日本の文化に対する知識も豊富です。日本人である私より、日本のアニメや漫画、音楽に詳しいのです。これだけ関心を集め、愛されている日本って凄いですね。

また、私は彼らの場づくりにとても感心しました。空気感がとても良いのです。所々で舞台での発表や大会があるのですが、みんな一丸となって前の人を応援します。素敵な承認空間に包まれながら、前の人も安心してありのままを出せる、その雰囲気に感動しました。日本ではなかなか見られないと思います。頑張る人を応援しようという思いやりがあり、みんなで盛り上がろういう団結感があり、日本人も見習うべきだと感じました。

 

<感じたこと>

まずは、日本語の難しさをひしひしと感じました。「〇〇と〇〇の違いって何?」と聞かれても説明できないことが多々ありました。奥ゆかしく遠慮深い、日本人ならではの遠回しの言い方や、似た意味なのに表現の仕方が違ったり。相手を思いやる素敵な面もありますが、とても面倒くさい言語だと思いました。

次は、中国人のイメージ。これまで接してきた中国人といえば、主にお店の店員やタクシーの運転手。彼らはすごく冷たくて優しさに欠けた人だ、という印象がありました。しかし、ここで出会った中国人学生たちは、皆あたたかい人たちばかり。文化や習慣の違いはありながらも、それを理解しようとしてくれ毎日気にかけてくれていることに嬉しく思いました。これからも連絡を取りあって会いに生きたいと思えるほど素敵な友人がたくさんできて幸せです。

それから、自分の知識の低さ。日本語を勉強するための合宿にもかかわらず、先生方の計らいでボランティアスタッフにも中国語の授業をしてくださいました。その中で、言語や政治、経済だけでなく中国の流行語やドラマなどの授業を受けました。そこで思ったのが、中国について全然知らない!ということです。留学生として中国に暮らしているのに、自分の知識が少なすぎることにやっと気付きました。言語だけでなく、中国に関する情報をもっと吸収していこうと思います。

最後に、日本語教師という職業について。ここで出会った先生方は本当に素晴らしい方ばかりでした。あり得ないくらいに熱心で、生徒のことを観察して、考えて。こんな素敵な日本語の先生方に出会えた中国人学生達は本当に幸せだと思います。私もこんな風に、頑張る人を後押しできる人になりたい、力添えできる人になりたいと強く思いました。それが日本語教師という職業を通してなのかは、まだ定かではありませんが、誰かのために何かを全力できるひとになりたいです。

 

 

 

まだ終わったばかりで、うまくまとめられないのですが、とりあえずみんな10日間お疲れ様でした〜

 

 

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みんなとの思い出❤️

 

 

さてさて明日からは2週間インターンシップに行ってまいります。気合い入れてこー!

 

再见👋